このドラマの今までの回は、基本的にかなりシリアス＆時に残酷な描写があったりしましたが、
今回はかなり違っていました。
今回はクドカンさんが、小栗さん扮する死者と話せる刑事・石川と話す死者役で、コメディタッチな内容でかなり笑わせてもらったので、思わず脚本家が今までと違うのかと調べたら、この作品は原作者の方が脚本を全て担当されているとのこと。
そして、笑える面白さだけでなく、終盤かなり感動的な場面が・・・。
霊になっているクドカン扮するサラリーマン岡部が、石川刑事に頼みごとがあると言い（何度目かの）、自分の告別式で奥さんと娘さんが留守中に自宅に一緒に忍び込びこみ、DVDを探させる。（自分では物を触れないため）
そのDVDのタイトルが「はじめての海」。再生すると、笑顔いっぱいの娘さんが・・・。
この場面を観ながら・・・
自分の子供の頃は、一般家庭で動画を気軽に撮って、それを見る事ができるなどということはかなり夢の世界の話でしたが、今はそうではない。
勿論、子供は親の愛情を目に見えない心で感じていたり、表面意識で覚えていなくても、潜在意識で覚えているものだと思っていますが、自分の幼い頃の姿を物心ついてから実際に観られるという経験は、感性、人生に影響を及ぼすのではないかな～と。
何もかもしてもらわなければ生きられない状態から育ててくれた親への感謝の思い・・・
（親が武器に使ってはいけないとは思いますが。）
そして、大人になってから、様々な縁や努力で、勿論、人生の転換は可能だけれども、親の愛情や自分の特性を客観的に視覚的に観ることができれば、適切な時に、大事なチャンスを掴みやすいような気が・・・しました。
