梅雨と台風と真夏の日差しが入り混じる日が続いておりますが・・・
先日、7月15日、縁あって、ある高齢者施設にてミュージックセラピーライブをやらせていただきました。
ブログも「モヤさま」シリーズなど・・・ネタはたまっているのですが、こうしたイベント出演のお話をいただいた時には準備とエネルギー充電が必要で、どうしても発信が滞ってしまうのですが、その分、会場にてエネルギーを出して参りました。
facebookでもお伝えしましたが、イベントに力を入れられている施設で、入居者さんだけでなく、近隣の方にもお知らせをして参加者を増やされていて、多くの皆さんに楽しんでいただく場を提供できるようにと努力されているスタッフの方々に感銘を受けました。
今回のテーマは「薔薇と夢」。
これは、7月15日の花と、施設のお名前にちなんで決めたテーマです。
少女マンガ雑誌の名前みたいになってしまいましたが・・・。
初めての場所だったので、どのようなプログラムにしようか少々迷いましたが、通常のミュージックセラピーライブではなく、皆さんに歌っていただくのをメインにした「歌声カフェ」風のものにしました。
この日のアロマの香りは・・・薔薇にちなんで「ローズマリー」に。
ただ、ローズと名がついていても、バラ科ではなくシソ科なので、甘い香りではなく、ちょっとツンとした香りです。
リフレッシュ効果や、記憶力を高める効果、血行・発汗を促進して疲労回復を助ける効果があります。
シンギングボールやザフィアチャイムの音を間に挟みつつ、童謡や昭和歌謡、昨年大ヒットした曲など、大正から平成にまたがって、様々な楽曲を楽しんでいただきました。
前に座られていた方々は特にお元気で、曲にちなんだ当時のお話をしている時には、とても80歳を超えていると思えないハツラツな返しをしてくださって、こちらが元気をいただきました。
恒例のお誕生日コーナーでは、今月生まれの方が3人いらして、「Happy Birthday」を皆さんで歌ったり、候補曲の中から次に歌う曲を選んでいただいたりしましたが、元気なお客様のお陰でここ数年のイベントの中で一番盛り上がった気がします。
終盤までは、基本的に大正~昭和前半の曲を皆さんと歌って進めていきましたが、現代の曲もたまには一緒に歌ってみるのもいいのでは・・・?と、
昨年の大ヒット曲「Let it go~ありのままで~」を、基本は私が歌い、
「ありの~ままの~」の部分だけを皆さんと一緒に歌ってみました。
この部分は、歌うとかなり解放感が広がるように思います。
1曲、こちらからの歌のプレゼントとして、
「The Rose」を歌わせていただきました。
1980(昭和55)年リリースのベット・ミドラーの代表曲ですが、ちょうど最近では、春のクールのドラマ「アルジャーノンに花束を」の主題歌に採用されていて、改めてこの曲を勉強してみたら、すごく詩がよくて、何度歌っても心が動くので、ぜひ、このままの響きで歌わせてもらいたいと思い、英語で歌わせていただきました。
皆さんには、英語の詩と直訳した詩をお配りして、直訳した詩を読み上げてから、歌に入ったのですが、詩を読み上げた時点で拍手をしていただいた方がいらしたので、やはり、それだけこの詩がいいのだな~と改めて歌い始める直前に実感したのでした。
ちなみに、お誕生日コーナーで選曲いただいた「バラが咲いた」。
今回準備の段階で、この歌詞もとても物語性があると感じ、調べたところ、作詞作曲者の浜口庫之助さんが、サン=テグジュペリの童話『星の王子さま』の薔薇をテーマにした一節からモチーフを得たとのことだそうで・・・納得、でした。
最後は「夕焼小焼」で、いい夢を見られますように、皆さんと声を合わせて、約一時間のイベント、無事終了となりました。
ライブではいつもそうですが、今回は特にスタッフの皆さんのご協力あって、初めての場でも滞りなく、またいい雰囲気の中、開催することができたのだと思います。
スタッフさんの入居者さんや近隣の方々への日頃の気配り、接し方の積み重ねの賜物だと・・・実感しました。
今回もいろいろと勉強になりました。
また、終始皆さんの歌声が施設内に響き渡ったことが一番嬉しく、また一ついい経験をさせていただきました。...
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