令和2日目、5月2日に半年ぶりに「ゆらゆら」さんのイベント、”弾き語りナイト”に参加して参りました!
元号も変わり、既に今年も4ヶ月経過してしまったわけですが、今年は冬眠から目覚め、ライブ活動を再開したいと思っております。
まだ具体的には全然決まってないのですが・・・
ライブ形態として、弾き語りをメインにしようとは考えていないのですが、弾き語る機会、弾き語ざるを得ない機会もそこそこあるかと思うので、遠ざかっている人前に慣れないと、ということで・・・。
マスターをはじめ、サトシさん、イベントにご参加の皆さん、貴重で、素敵で、楽しい時間をありがとうございました!
また新たなご縁を、たくさん、いただきました☆
さて、その詳細のご報告ですが・・・
今回、元々、久々に動画を撮って、それを公開しながらご報告を・・・と予定しながら臨んだ弾き語りだったのですが・・・。
いざ、本番は・・・う~ん。緊張してミスも多かったし、全体的に、自分的には改めて動画で人に見せるほどのものではないなという感じでした。
ただ、せっかく撮ったので、まぁ、編集して、なんとか見せられるところだけ、アップして、お茶を濁そうかと思っていたのですが、緊張をしていない、イベント後のフリーのセッションとの差が、自分でも面白かったので、両方を比較がてら、アップしようと思いついた次第です。
(それでも、弾き語りの方は、見せられるところだけにしましたが。)
常々、歌い手というのは、アスリートの側面が強いと考えていて、言い訳はするべからずと思っているのですが・・・
今回は反則技ではあるのですが、最近はコラムで歌唱力の分析をしているように、自分をまな板の上に乗せて、公然と、分析という名の言い訳をしてみようと思います。
これがいつもにならないようにはしたいものですが(苦笑)
鍵盤の演奏は置いておいて、歌の方のざっくりとした分析です。
多少なりとも、歌唱の向上に興味がある方のお役に立てれば幸いです。
その前に、一応、本番の曲紹介。
1曲目「三日月」(絢香)→普段、カバー曲をやる時には主に70~80年代の曲が多いのですが、「fullmoon*bloom」の名称で活動しているので、「月」にまつわる曲を選曲することもしばしば。で、今回はたまたまですが、終わったばかりの平成の曲を。
2曲目「To the exit」→オリジナル曲なので、当然(笑)、会場の皆さんは知らない曲だった訳ですが・・・10年前にこの曲が入っているCDを発売して、既に流通は止まっているけれども、家のクローゼットにはたくさん在庫がある、というアピール(笑)をさせていただきました。
曲の中身は、生きていると、しばしば、抜け出せないトンネル、迷路に入ってしまうことがあるけれども、思いの方向を変えれば、必ず、朝は来る、光が見えて、出口が見つかるはず・・・!という内容です。
セッションの曲紹介。
イベント最後の出演者として、駆けつけ1杯ならぬ、駆けつけ演奏をされた、矢島さんの「横浜ホンキートンク・ブルース」に触発されまして・・・
1曲目「恋しくて」(BEGIN)を。
そして、松田聖子というリクエストをいただいて、
2曲目「SWEET MEMORIES」を。
2曲とも感じが似てましたね。
そして、「言い訳」の前に、1点注意事項ですが・・・今回出演させていただいたイベントは、本来、出演者の皆さんが気軽に、お酒を飲みながら、弾き語りをし合って、楽しむ場所でございます!!!
難しいことを考える場所ではございません!!!
実際、私を除く、9組の出演者の皆様の演奏を、お酒を飲みながら、楽しく拝見させていだだきました☆
ですので、以下は、本当に個人的な自己反省の公開と、ちょっとした歌唱に関する知識ということで、ご興味があれば、ご参考に、または、楽しんでいただければ・・・という感じの主旨でございます。
こちらで、2つの動画(弾き語り→セッション)が続けて見られます。
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch…
まず、本番、弾き語りの方。
これまでも弾き語りをすることはしばしばあって、その都度、緊張しながらではあったのですが、人前でのブランクもあって、緊張ひとしお。
緊張をすると、呼吸が浅くなるわけですが、息を深く吸って、大きく吐けている状態でないと、余計な筋肉を使って声を出してしまうので、余裕がない音が出てしまうのです。(今回は表情も見るからに余裕がない。)
詰まった感じの声になって、音が綺麗に抜けない。
また、その呼吸の調整は、横隔膜の支えができているかが重要なのですが、緊張時にはその支えがしづらくなって、上滑りしている感じの声になってしまいます。
そして、地声と裏声の中間部の微妙な音や、高音を出す時に、使わなければならない筋肉(軟口蓋周辺部)がうまく動かなくて、コントロールができなくなってしまいます。
音が届かなくて、フラット(♭)してしまったり、ピッチが鈍ります。
ちなみに、空腹過ぎたり、寝不足でもそうなります。
さらに、よく、緊張をほぐすために、お酒を飲むということがあるかと思うのですが、アルコールが入ると呼吸が浅くなり、使うべき筋肉のコントロールもできなくなってしまうので、真面目に歌いたい時には、飲まない方がいいのです。
(もちろん、状況によって、実際はアルコールを飲んでのパフォーマンスもアリだと思いますし、営業妨害をするつもりもございません!!)
これまで、出演前は、基本的には飲まないようにしてきたのですが、今回、やっぱり多少緊張がほぐれるかなという気持ちが勝ってしまい、ついつい出番の前にアルコールを摂取してしまって・・・、全然酔うほどの量ではなかったのですが、歌うための呼吸を整えるという意味では、結果的には、緊張とアルコールのダブルパンチを受けています。
対して、セッション、歌だけの方。
(iPhoneスタンドの高さ設定を失敗して、譜面台ライトが自分の顔にかぶって、ヒゲのようになってしまっています(笑)これだけでも緊張感がない絵。)
当然ながら、鍵盤の演奏がなく、本番でもないので、緊張はゼロ。
息は吐けてます。純粋に楽しんでいます。
しかしながら、まぁまぁの酔っ払い状態なので、勢いで、息を吐くために使う筋肉(横隔膜周辺部)を強く使い過ぎているところも。
冷静な状態で、もう少し優しく調整できると、聴き心地がよくなります。
そして、地声と裏声の中間部の音のコントロールをするための筋肉(軟口蓋周辺部)が動いていません。音が届いてないところや、ピッチ調整が甘く、本来のメロディから外れているところも。
総合的には、後者の方が安心して観てられるかなとは思いますが、理想は、この中間地点ですね。
前者は緊張しすぎ、後者は酔っ払いで気を抜きすぎなので・・・。
ただ、緊張しているのとしていないのとでは、同日でもこうも変わる、という面白い例にはなったかなと思います。
最後に、忘れてはならない大事なことは・・・!
セッションで、こうも気持ちよく歌わせていただけたのは、マスターの卓越した演奏技術と、ノリよくセッションに加わっていただき、アドリブをかましてくれた矢島さんのおかげです。
フォーク酒場「ゆらゆら」さん、通常営業時には、自分で歌いたい歌の伴奏をマスターにリクエストすれば、ササッとその場で素晴らしい対応力の伴奏をバックに歌う事ができるので、ぜひ、足を運んで楽しんでいただければと思います。
その時は、何も考えずに、気持ちよく歌ってくださいね。
お酒も飲んでください!!
たとえ、私がその場にいても、分析はいたしません!!!(笑)