久々の投稿になりました。
先日ある映画の試写会に行く機会をいただきました。
その映画は「ソング・オブ・ラホール[SONG OF LAHORE]」。
「パキスタンの音楽家達が伝統音楽を駆使してジャズに挑戦して、注目され、世界に出ていく。」
というざっくりの認識で、軽く面白そうだなという気持ちで臨んだのですが・・・・
涙が出るほど感動するとは思いませんでした。
とても深く、大事な問題が背景に存在していたのです。
元々、パキスタンのこの都市、ラホールは音楽の神に愛され、豊かな文化があり、栄えていたこと。
過激なイスラム原理主義の影響で音楽文化が衰退してしまったこと。
一度は諦め、鬱屈とした思いを持ちながら日常を生きていた音楽家達が光を見出し、進んでいく姿・・・
一人の音楽家の言葉。
『神様は願っています。この作品によって世界全体がパキスタン人はアーティストであり、テロリストではないということをわかってもらうのに役立つことを。』
イスラム教xキリスト教
イスラム教シーア派xイスラム教スンニ派
etc…
同じ宗教の中でさえ対立が絶えない大きな宗教問題。
しかし、神は心の自由を奪うことはしない。
神の本質は魂の自由を愛していると・・・
このパキスタンの音楽家達とニューヨークのジャズ・オーケストラとのコラボの舞台、その音がそれを魅せてくれたと・・・思いました。
8月13日(土)より公開だそうです。